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学科紹介

在学生の声(2019年度以前)

2020.04.01

2019年度以前に寄せられていた、在学生の声を紹介します。

学部4年生(2014年度)

津田塾大学では毎日リラックスした学生生活を送ることができたと思っています。大学周辺は豊かな自然に恵まれており、歴史のあるキャンパスで穏やかな毎日を過ごせました。ただし、講義の合間にすぐ近くで学外のどこかに行くということは難しかったです。そのかわり、その時間に講義の予習復習をしたり、わからないところを友達と一緒に考えたり、先生に質問に行ったり、図書館でヒントはないか探したりと非常に有意義な時間を過ごせました。特に、数学科は少規模のためアットホームな雰囲気で、先生にも気楽に質問でき、友達や先生ととても親しくなれました。就職活動については、大学が就職対策講座を開いてくださる等サポート体制がしっかりしており、とても参考になりました。特に、どんな職業があるのか、数学を活かしていける職業がどういったものか、考え、調べるきっかけになりました。実際の就職活動は、自分が何をしたいかを考え、それを軸に動いていきました。文章力がないのでESの壁は大きかったのですが、会社の面接は落ち着いて対応でき、最終的に、第一志望の会社への就職が決まりました。

学部4年生(2014年度)

私は、メキシコのメトロポリタン自治大学の数学科に1年間交換留学をしました。大学1年生のときから、大学でスペイン語を履修し、スペイン語で数学を学びたいと思ったのがきっかけでした。また、メキシコはマヤ文明があった場所で、マヤ文明は20進法を使い、当時高度に発展した天文学の土台となっていたので、メキシコの数学の歴史を学びたいとも思いました。メキシコの大学では、代数学、グラフ理論、複素解析、数学史を履修しました。もちろん講義は全てスペイン語でしたし、日本語とはあまりにも違うので言語の壁を感じることが多くありました。しかし、説明に出てくる数式は、今まで学んでいたものとあまり変わらず、すぐに理解ができました。また、その土地で暮らし、言語の裏にある文化に触れることで、言語を理解し、授業への態度も変わり、数学の授業への理解度も高められました。そして、留学中にマヤ文明の遺跡を訪れ、自分の目で見る事で、どのように20進法を使い、どのように生活に取り入れられていたのかを学ぶ事ができました。母国語以外の言語で数学の授業を受けた事により、多角的に物事を考えられるようになりました。津田塾大学に戻ってきてからも、この経験が学問だけでなく、社会生活にも生かせていると思います。

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